← 更新一覧
CursorMEDIUM時間があるとき

Cursor Cloud Agents、自社管理の実行先を動的プールや既存サンドボックスへ拡張

Self-hosted Cloud Agents自体は3月から利用できました。9月の更新では、個人マシンや需要に応じて割り当てるチームプール、既存のサンドボックスで使いやすくなり、LinuxとMacの画面操作にも対応しました。

AT A GLANCE

まず知りたいこと

MAIN CHANGE

一番大きい変化

3月に追加済みのSelf-hosted Cloud Agentsが、9月の更新で個人マシン、需要に応じて割り当てるチームプール、既存のサンドボックス、LinuxとMacの画面操作へ利用範囲を広げました。

  1. 個人マシンとチームの実行基盤を選べる

    My MachinesではノートPCやVMを個人利用向けに接続でき、Team Poolsでは複数の作業マシンを共有して空いているマシンへ依頼を割り当てられます。

  2. 既存の実行基盤を使いやすくなる

    AWS Lambda、Cloudflare、Vercelなど、すでに利用しているサンドボックスや実行基盤でもCloud Agentを動かせます。

  3. LinuxとMacで画面操作にも対応

    必要なデスクトップ環境を用意すると、セルフホストした作業マシンでクリック、入力、スクリーンショット、ブラウザ操作を実行できます。

BENEFIT

ここがいい

社内ネットワークだけで届くサービスやMac・GPUなどの専用機器、既存のサンドボックスをCloud Agentの実行先として選びやすくなり、チームでは需要に合わせて作業マシンを共有できます。

RELEVANT TO

こんな人に関係する

  • Cloud Agentsから社内サービスや非公開package registryへ接続したいチーム
  • MacやGPUなど自社管理のマシンでエージェントのツールを動かしたい人
  • 既存のサンドボックスや動的なworker poolをCloud Agentsへ使いたい組織

Cursorは2026年3月25日の時点で、Cloud Agentsのコードとツール実行を自社ネットワーク内のworkerへ置くSelf-hosted Cloud Agentsを追加していました。9月2日の更新は、そのセルフホスト自体を初めて追加したものではありません。

今回広がったのは、実行先の選び方と運用方法です。個人ではMy MachinesとしてノートPCやVMを接続でき、チームでは複数のworkerを共有するTeam Poolsを使えます。プールでは依頼が空いているworkerへ割り当てられ、必要に応じて台数を増減できます。

具体的に便利になる場面

たとえば、MacでiOS向けのツールを動かしたい作業や、GPUを持つマシンへ特定の依頼を振り分けたいチームが該当します。Team Poolsでは用途ごとに実行先をまとめ、空いているworkerへ新しい依頼を割り当てられます。

AWS Lambda、Cloudflare、Vercel、E2Bなど、すでに利用しているサンドボックスや実行基盤でCloud Agentsを動かす経路も用意されました。新しい専用workerだけを常時用意するのではなく、既存の基盤を実行先として使えます。

LinuxとMacで画面操作もできる

Self-hosted workerはLinuxとMacのcomputer useにも対応しました。必要なデスクトップ環境を用意すると、エージェントがクリック、入力、スクリーンショット取得、ブラウザ操作を行えます。画面を見たり、人が操作を引き継いだりすることもできます。

推論と計画はCursorのクラウドに残る

Self-Hosted Machinesで自社側へ移るのはファイル編集、ターミナルコマンド、画面操作などのツール実行です。agent loopの推論と計画は引き続きCursorのクラウドで動きます。

作業マシンには完全なcheckout、build cache、マシン上の認証情報が残ります。一方、実行中はエージェントが必要とするファイル内容、ターミナル出力、diff、スクリーンショットなどがCursorへ送られます。そのため、すべてのデータが自社ネットワークから出ない完全なオンプレミス構成ではありません。

workerはCursorのクラウドへ外向きHTTPS接続を張ります。共有のTeam PoolsにはCursor Enterprise planとservice account API keyが必要で、管理者がCloud Agents dashboardでSelf-Hosted Machinesを設定します。Cursor-managed Cloud Agentsでは実行基盤の費用がサービスに含まれますが、Self-Hosted Machinesでは自社側のマシン、コンテナ、クラスターも自分たちで用意・運用します。

公式情報