Codex CLI 0.118.0、Windowsのサンドボックスで通信をプロキシ経由に制限
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WindowsでCodexの通信をプロキシ経由に限定するとき、プログラムに設定を渡すだけでなく、直接外部へ接続する経路をOS側で塞げるようになりました。0.118.0で追加された変更です。ただし、現在のnetwork_proxyは実験機能で既定では無効です。
「プロキシを使う設定」だけでなく、直接通信そのものを制限する
プロキシ用の環境変数を渡しても、すべてのプログラムがその設定を守るとは限りません。プログラムが独自に接続を開けば、プロキシを経由せず外部へ通信できる余地があります。
Codex CLI 0.118.0では、Windowsのサンドボックスでプロキシ経由に限定する通信を、OS側でも強制できるようになりました。公式リリースは、環境変数だけに頼る方式から、OSの外向き通信規則も使うようになったと説明しています。
導入時の公式PRでは、通信制限付きの実行に使うofflineと、直接通信を許す実行に使うonlineという実行アカウントの区分を設けています。ここでのofflineは完全な通信禁止ではなく、許可されたローカルのプロキシ経路を残す区分です。
プロキシ経由に限定する実行
-> offline側のアカウント
-> Windows Firewallで直接通信を制限
-> 許可した端末内のプロキシ
-> 外部ネットワーク
直接通信を許す実行
-> online側のアカウント
-> プロキシ専用の通信制限なし
-> 外部ネットワーク
プロキシ経由の実行では、端末内の許可経路だけを残す
0.118.0の導入時の実装説明では、offline側から端末外への直接通信を塞ぎ、同じ端末内へのTCP接続も設定済みのプロキシ用ポートだけを許可しています。同じ端末内へのUDP通信も塞ぐ構成です。
外部通信は、サンドボックスの外側にある許可済みのプロキシが引き受けます。allow_local_binding=1を使う場合は、端末内への接続許可を広げる例外があります。プロキシ経由という名前だけで、すべてのローカル接続を同じ範囲に制限すると考えることはできません。
一方、直接通信を許す実行はonline側を使い、このプロキシ専用のファイアウォール制限を適用しません。上の図はこの違いを表したもので、Windowsのサンドボックスで使うすべての保護機構を示すものではありません。
現在も実験機能で、利用には明示的な有効化が必要
2026年9月26日の確認時点で、公式の機能定義はnetwork_proxyを実験機能・既定無効としています。ネットワーク通信がすでに許可されているセッションにプロキシの制約を適用する機能であり、通信禁止のセッションに外部アクセスを与える設定ではありません。/experimentalで有効にした後はCodexの再起動が必要です。
OpenAIが2026年5月13日に公開したWindows向け設計解説でも、現在の実装は専用のCodexSandboxOfflineとCodexSandboxOnlineを使い分け、前者へのWindows Firewall規則で通信境界を強制すると説明しています。専用アカウントとファイアウォール規則を用意する初期設定には管理者権限が必要ですが、通常のCodex自体を管理者として実行する構成とは分かれています。
3月の追加内容は、現在の通信境界を理解する背景として読めます。ただし、全利用者の既定動作や必須設定ではありません。この記事は公式リリース・実装説明・現在の機能定義を照合したもので、Windows端末での実測結果ではありません。
公式情報
- Codex CLI 0.118.0
- OpenAI Codex PR #12220 — Windows sandbox network proxy support
- 確認時点のCodex機能定義
- Building a safe, effective sandbox to enable Codex on Windows
- 公開日: 2026-03-31
制作: AI-assisted