GitHub CopilotのHydraFusion、下書きと見直しの分担まで自動で選べる
掲載 確認 出典・確認情報
複雑な修正を頼むとき、どのAIに案を作らせ、別のAIにも見直させるかまで自分で組み立てる必要はありません。HydraFusionは、その分担を依頼ごとに判断するCopilotの試験的な機能です。CLIに加え、VS CodeとCopilot appでも選べるようになりました。
一つの依頼の中で、案を作る役と確かめる役を分ける
たとえば、複数ファイルにまたがる不具合を直す場面です。いつものAutoは、その依頼に使うモデルを一つ選びます。HydraFusionは、案を作った後に別のモデルの確認を挟むかどうかも判断します。これは現行公式ガイドが挙げる利用場面で、本記事で修正精度を試した結果ではありません。
選ばれる進め方は三つです。利用者が毎回この順序を組むのではなく、HydraFusionが依頼ごとに選びます。
| 進め方 | 案を作った後の扱い |
|---|---|
| 一つのモデルで解く(Single) | そのモデルが依頼を完了する |
| 案を評価する(Cascade) | 効率的なモデルの案を評価し、そのまま採用するか、より強いモデルへ渡す |
| 別のモデルが批評する(Critique) | 別のモデルの指摘を受け、元のモデルが一度修正する |
最初の依頼がSingleでも、同じ会話の次の依頼でCritiqueを使うことがあります。複数モデルを使うときも、途中の案をすべて回答として並べるのではなく、最後の回答が表示されます。HydraFusion自体は新しいモデル名ではなく、この分担を決める仕組みです。
見直しを増やすと、待ち時間や利用枠も変わる
現在の公式ガイドでは、CascadeとCritiqueは確認の工程を含むため、一つのモデルだけで解く場合より時間がかかると説明しています。利用した各モデルの通常料金で計算され、Autoの割引は適用されません。複数モデルを通す依頼では、AI利用枠(AI credits)の消費が増える場合があります。
このため、短い日常の作業まで常にHydraFusionへ置き換えるという説明ではありません。公式は日常の作業にはAutoを挙げ、追加の時間と利用枠を使う価値がある、範囲のはっきりした複雑な修正をHydraFusionの利用場面としています。利用モデルの構成は変わり、利用者が個々のモデルを指定することはできません。
また、途中の案が破棄されても、その案が作業場所へ加えたファイル編集は自動では取り消されません。最後の回答だけでなく、コミットする変更そのものを見直す必要があります。
試せる環境と、現在の確認範囲
9月30日の発表は、それまでのCLIに加えてVS CodeとCopilot appへ利用場所を広げたものです。VS Codeは1.140以降またはInsidersが対象で、設定を有効にしてモデル選択欄から選びます。Copilot appでも設定から有効にする任意の機能です。
発表の対象プランはPro、Pro+、Business、Enterpriseです。現在のガイドでも、契約で利用でき、組織のモデルポリシーで許可されたモデルだけを使うと説明しています。組織のプレビュー許可やモデル制限によって、選択欄に表示されない場合があります。
研究段階のプレビューで、公式は本番用途を想定しておらず、サービス水準の保証(SLA)もないと明記しています。10月14日には後続更新も発表されており、ここでは9月30日の利用場所の拡大と、現在の基本的な分担・費用・制約を分けて説明しています。後続のMaxやモデル構成を、9月30日の追加内容として扱っていません。
公式情報
- HydraFusion in VS Code and the GitHub Copilot app:9月30日の発表、対象プラン、Autoとの違い。
- Using HydraFusion:現在の使い分け、料金、対応環境、編集が戻らない制約。
- HydraFusion updates and new Max option:後続更新の存在の確認。
公式資料は2026年10月22日(日本時間)に照合しました。実機での速度、料金、修正品質は測定していません。
制作: AI支援